従来のPREP法すら焦らしすぎ?タイパ重視の現代人を相手にするなら最初の【P】を強化しなければならない可能性について

ブログにおける構成は【PREP法】を用いたやり方が一般的となっており、かねてより使われています。

P:Point結論
R:reason理由
E:Example具体例
P:Point結論

このように、はじめに結論を提示して進めるという感じの構成です。

もしくは、あえて結論を最初に見せない型。

これもまた構成の1つとしてありましたが、近年の主流は【PREP法】を使った構成であり、基本的にはそちらを使っておけば無難で問題ないというのが通説でした。

しかし、近年、現代人の間で1つの概念が生まれています。

それが異様なまでの【タイパ(タイムパフォーマンス)重視】そして【短時間でいかに脳を満足させるか】という【ドーパミン需要】です。

後者に至っては「ドパガキ」というネットスラングが生まれるほど、ネットを代表する属性に変化していて、

  • ショート動画やSNSの短いテキストを上から下へと高速で縦スクロールする
  • 自分の欲しい刺激を探し求める

そんなスタイルが現代人のスタンダードになってきています。

そんなタイパ至上主義の世界において、従来のブログ記事における「結論を交えながら、リード文を読ませて、目次を通過させ、最初の見出しに進んで」という【PREP法】ですら、読者の脳にとっては「答えを焦らされるストレス」に変わりつつあるのかもしれません。

もしかしたら、今表示されているこの文章すらも冗長かもしれないのです。

だからこそ、この記事では前置きをここで切り上げ、まずは結論からお渡しします。

【この記事におけるまとめ】

1.現代に現れた異様なタイパ重視主義とドーパミン中毒者

近年になって現れた現代人の特徴を一言で表すなら、【タイパを重視する人】というのが適切なように見えます。

そして、その数も増えているのが実情です。

さすがに「現代人全員がそうだ。」とまではいきませんが、タイムパフォーマンス(通称:タイパ)を重視する方は決して少なくありません。

  • YouTubeなどのショート動画をひたすらスクロールする
  • 通常の動画や映画、アニメ、ドラマなどを倍速で視聴
  • ネタバレ全開とはいかずとも、普通は知りたくないあらすじ以上の情報を仕入れてからその作品に触れる

等々、現代人のタイパ主義はかなりの領域に達しています。

そういう人が多いことが知れ渡った今でこそ「そういう人もいるんだ」となっているかもしれませんが、少し前なら間違いなく「普通ではない」というレッテルを貼られていたはずです。

つまり、少し前の価値観からいくとこれらは単なる【効率的な時間節約】の域を超えています。

次から次へと手軽に新しい刺激を欲しがる、脳の「ドーパミン需要」に支配されている状態と言ってもいいかもしれません。

ネット上で「ドパガキ」や「ドーパミン中毒」という言葉が飛び交うようになったのも、この異質さが日常化している証拠です。

このような「1秒でも無駄にしたくない、焦らされたくない」という読者がスマホを握っている現代において、従来のブログや記事もまた、大きな転換期を迎えているのかもしれません。

2.王道のPREP法すら長い可能性?

そんなタイパ重視者が増えた現代ですが、ブログ記事では実は一足先にそこを重視した構成となっていました。

それができている記事が、通称【PREP法】を使った記事です。

構成上、最初に【結論/まとめ】を組み込むため、結果的に情報の先出しができています。

しかし、今の現代人を対象とするならそれすらも不完全かもしれません。

というのも、従来のPREP法はたしかに結論を先出ししていましたが、あくまで【結論のみ】で、具体的な内容や全貌は少し先や後半まで伏せられているのが基本だからです。

つまりは、【小出しの状態】

例えば、従来の見せ方だと

「ブログのアクセスを増やすには、SEO対策が最も重要です。」

「理由は3つあります。」

などが、よくありがちな型でした。

しかし、これは当然ありきたりな書き方であり、読者も「そんなものは知っている」「その答えは?」という風にずっと前から感じていたはずです。

とはいえ、そう思いつつもなんだかんだで見てくれていたのが【従来の読者】でもあります。

ストレスを感じないわけではなかったが、それが型であると理解し割り切ってくれていたのでしょう。

ただ、それが通用しない可能性を持っているのが、今のタイパ重視者やドパガキと呼ばれる方々です。

彼らを相手にするなら、「どんなテーマの内容が書いてあるか」をふんわり伝えるだけでは足りず、最初の段階で、「具体的に何が書いてあるか(中身の要素)」まで踏み込んで書かなければならないと見ています。

つまり、

「ブログのアクセスを増やすには、SEO対策が最も重要です。」

「具体的には、○○、○○、○○の3つが大事となります。」

だけではなく、さらにもうワンステップ進めた

【なぜなら、○○だからです。】

というように、本当に重要な大切な面は以前通り隠しつつも、一言程度でもいいからさらにもう一歩、情報を明確にする書き方。

要約や小説でいう所のあらすじ程度を軽く数行程度で出しておくところまで、踏み込んでおく。

これが今のタイパ重視者が増えた環境ではベストになるのではないでしょうか。

3.タイパ重視者に見てもらうための方法が【まとめの先出し】

では、「異質なほどのタイパ重視者やさらに先を行くドパガキに記事を読んでもらうには、具体的にどうすればいいのか」

その答えこそが、記事の最序盤に配置する【まとめの先出し】です。

先ほど触れた様に【PREP法の最初のP(結論)】を見せる段階で【中身の要素(○○、○○、○○)】から、【数行程度の概要や要約】までを軽く程度でいいので露出させてしまう書き方となります。

ここで、「ブログには目次があるのだから、わざわざ文章の中にまで中身を先出しして書く必要はないのでは?」と思う方もいるかもしれません。

たしかに、従来のPREP法はあくまでも導入時点では中身まで書ききらないだけで、多くは目次を見れば一目瞭然という形式が多めです。

導入で、「ブログのアクセスを増やすには、SEO対策が最も重要です。」とだけ書いていてもその直後に現れる目次を見ると

  • 1.○○
  • 2.○○

というように書かれる形式なので、そこを見れば「なるほど。それが大事なのか。」となる仕組みでした。

けれども、それでは不足の可能性

しかし、今のタイパ重視者やドパガキと呼ばれる層の中には「目次を見れば分かる」ではもう遅い可能性すら出てきています。

なぜなら彼らは、記事を開いた瞬間の数行から数十行程度でこの記事は「自分にとって100%有益だ」と確信できない限り、目次がある場所まで画面をスクロールする(指を動かす)という、わずかな手間にすら耐えられないかもしれないからです。

もちろん、これは言い過ぎではあります。

実際にはそんなことはないでしょう。

何せ、最初からテキスト記事を読みに来ているのだから、他のショート動画などと同じようなスタンスにあるはずはないからです。

しかし、その理屈でいうと、今の「ひたすらショート動画を見てスクロールしてを何時間も繰り返す人間」の出現すらも、多くの人間にとっては想定されていなかったのではないでしょうか。

それだけではなく、ブログや記事に絞って見ても、AI要約の出現によってそもそも記事を開かない【ゼロクリック】という新たな選択肢まで出てきています。

そして、その利用率がかなり高い水準にあるというアンケート結果まで。

そう考えると、私たちが思っている以上に、【読者の忍耐力の崩壊】は進んでいるのかもしれません。

もはや、目次までスクロールさせることすら高難度であるのかもしれないという状況です。

だからこそ、最初の文章で【中身の全貌】を提示するスタイルこそが、今の環境におけるベストな選択肢としての可能性を秘めているのではないでしょうか。

あくまで可能性の1つとしてはあるのかもしれません。

まとめ

今回は、現代人の【タイパ重視・ドパ中毒】という変化と、それに伴う【まとめ先出し】の可能性について解説してきました。

長期にわたって運用してきた【PREP法】や【まとめを出しつつも、小出しにする】【目次を見ればわかるから濁す】という記事作成のスタイルは、読者の

  • タイパ重視への変化
  • 異様なまでの重要視

そしてAI要約によるゼロクリック時代の到来によって、少しずつ通用しなくなってきているのかもしれません。

もちろん、従来の【PREP法】も間違いではなく、依然として通用している状態です。

しかし、PREP法におけるはじめの【P】を中心にテコ入れを行った新解釈【新・PREP法】の可能性も排除できなくなってきているようにも見えます。

どちらにせよ大切なのは、「読者の変化に合わせて、私たちが使いこなす『型』もまた、時代に合わせてアップデートしていくこと」でしょう。

これからのWebライティングは、出し惜しみはNGとまではいかずとも、以前までなら隠していたものを出す前提で動き、序盤の文である最初の【P(結論)】の段階で、「記事全体の要約」を終わらせてしまう。

そんな見せ方というのも、戦略としてはアリなのではないでしょうか。

それがAI時代、そしてタイパ至上主義の世界でも読者に選ばれ、その先へとスクロールしてもらえるようになるためのカギかもしれない。

と、見ています。

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